院長ごあいさつ
元院長 阿部先生、前院長 鮫島先生の跡を引き継ぎ、令和5年6月1日から当クリニックの院長を拝命した小澤です。
私は、大森赤十字病院で生まれ、大田区立馬込第二小学校、東邦大学医学部を卒業した生粋の地元民です。医師国家試験合格後は、30年以上、東邦大学医療センター大森病院、順天堂大学附属順天堂医院、榊原記念病院、Toronto 大学・Toronto General Hospital において、心臓血管・胸部を専門とする医師として臨床・教育・研究に従事してきました。その間、莫大な数の患者さんたちの心臓、肺、腹部内臓、血管などを直接自分の目で見て、外科医の視点から診断・治療を行い、同時に、ICU・救命救急センターにおいて、重症患者さんたちの集中治療と循環・呼吸管理に深く携わってまいりました。
このクリニックが建つ東京都大田区池上は、伝統ある池上本門寺や池上梅園をはじめとする風光明媚な地域であり、自身の幼少時代の遊び場でもありました。そのため私自身、地元に対する思い入れは強く、この地で働けることはとても光栄な事と感じております。そのため私の30年以上の医療経験と知識を生かして、「この患者さんが、自分の家族だとしたら」という親身な気持ちに立って患者さんの診察を行っていきたいと思います。
もしお体の異常に少しでも気付かれた際、あるいは健康不安を抱えておられる際は、ぜひ当院まで気軽にご連絡、ご受診して頂ければと思います。
今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。
院長 小澤 司
2023年(令和5年)6月吉日
【学会等の役職】
日本胸部外科学会 正会員
日本小児循環器学会 評議員
アジア心臓血管外科学会 国際会員
日本心臓血管外科学会 評議員
【プロフィール】
1965年 | 東京都 大田区にて出生 |
1978年 | 大田区立馬込第二小学校卒業 |
1984年 | 開成高校卒業 |
1990年 | 東邦大学医学部卒業・第84回医師国家試験合格 |
1990年 | 東邦大学医学部 胸部心臓血管外科学講座 入局 |
1992年 | 国立がんセンター中央病院 麻酔科研修 |
2000年 | 『小児開心術体外循環における血中補体活性と炎症性サイトカイン』により学位授与.医学博士. |
2000年 | CANADA留学.Toronto大学・Toronto General Hospital心臓外科 研究医員 |
2002年 | 東邦大学付属大森病院 救命救急センター 助教 |
2003年 | 財団法人日本心臓血圧研究所振興会 榊原記念病院心臓血管外科 |
2003年 | 東邦医学会賞受賞 |
〃 | 東邦大学医療センター大森病院 小児心臓血管外科 診療責任者 |
2005年 | 順天堂大学附属順天堂医院 心臓血管外科 非常勤医 |
2007年 | 東邦大学医療センター大森病院 心臓血管外科 講師・医局長 |
2011年 | 東邦大学 医学部 医学科(大森病院) 准教授 |
2019年 | TUMSグループ城東桐和会 東京さくら病院 副院長 |
2021年 | 医療法人社団目黒厚生会 本田病院 内科 |
2023年 | 東邦大学医学部(大森)心臓血管外科 客員教授 |
〃 | 医療法人社団仁和会 双泉クリニックいけがみ 院長 |
----------------- 現在に至る-----------------
【主な書籍・筆頭論文】
小児心臓血管外科手術シミュレーション
【主な書籍・筆頭論文】
1. 小澤 司,小山信彌,吉原克則,徳弘圭一,堀越 淳,塩野則次,鈴木直人,鹿野純生,櫻川 浩,藤井毅郎,高梨吉則,小松 壽:High aortic occlusionを伴うLERICHE症侯群の1治験例.日臨外医会誌54:1226-1229,1993
2. 小澤 司,吉原克則,徳弘圭一,小山信彌,小松 壽,高梨吉則:心肺停止を来した広範腱索断裂の1治験例.日胸外会誌 43 :1988-1993,1995
3. 小澤 司,小山信彌,渡邊善則,吉原克則,塩野則次,横室浩樹,藤井毅郎,櫻川 浩,濱田 聡,益原大志,廣橋 努:Continuous retrograde tepid blood cardioplegia(CRTBC)の検討.心臓30(suppl5):5-6,1998
4. Ozawa T,Yoshihara K,Koyama N,Yamazaki S,Takanashi Y:Superior biocompatibility of heparin-bonded circuits in pediatric cardiopulmonary bypass.Jpn J Thorac Cardiovasc Surg 47:592-599,1999
5. 小澤 司,吉原克則,小山信彌,渡邊善則,塩野則次,藤井毅郎,櫻川 浩,山崎史朗,高梨吉則:弁付きパッチの組織増生による狭窄を来したFallot四徴症再手術の1例.胸部外科 52:856-859,1999
6. Ozawa T,Yoshihara K,Koyama N,Watanabe Y,Shiono N,Takanashi Y:Clinical efficacy of heparin-bonded bypass circuits related to cytokine responses in children.Ann Thorac Surg 69:584-590, 2000
7. 小澤 司:小児開心術体外循環における血中補体活性と炎症性サイトカインに関する検討.東邦医会誌 47:65-73,2000
8. Ozawa T,Mickle DA,Weisel RD,Koyama N,Ozawa S,Li RK:Optimal biomaterial for creation of autologous cardiac grafts.Circulation 106:I-176-182, 2002
9. 小澤 司,Li RK:心筋の再生,再生医療工学の最先端(筏 義人編) p139-146,265p.シーエムシー出版,東京,2002
10. Ozawa T,Mickle DA,Weisel RD,Koyama N,Wong H,Ozawa S,Li RK:Histologic changes of nonbiodegradable and biodegradable biomaterials used to repair right ventricular heart defects in rats. J Thorac Cardiovasc Surg 124:1157-1164, 2002
11. 小澤 司,吉原克則,高梨吉則:先天性心疾患領域における再生医療.日本小児循環器学会雑誌 20:499-506,2004
12. Ozawa T,Mickle DA,Weisel RD,Matsubayashi K,Fujii T,Fedak PW,Koyama N,Ikada Y,Li RK:Tissue-engineered grafts matured in the right ventricular outflow tract.Cell Transplant 13:169-177, 2004
13. 小澤 司:先天性心疾患治療における再生医学にはどのような未来があるでしょうか.小児内科 37:1598-1601,2005
14. 小澤 司:心筋の再生,再生医療工学の技術 (筏 義人 編) p134-141,251p,シーエムシー出版,東京,2007
15. 小澤 司:小児心臓外科における低侵襲化因子と予防的抗菌薬縮小投与.日本小児循環器学会雑誌 24: 522-526,2008
16. 小澤 司:心血管系疾患,ハリソン内科学準拠問題集 改訂第3版(佐地 勉 監訳)p213-285,563p,メジカルビュー社,東京,2009
17. Ozawa T, Fujii T, Shiono N, Hamada S, Masuhara H, Hara M, Sasaki Y, Katayanagi T, Yoshihara K, Okano Y, Takatsuki S, Saji T, Koyama N, Watanabe Y: Fontan conversion with novel direct ablation after childbirth: Surg Today 41: 1684-1688, 2011
18. 小澤 司,片山雄三,渡邉善則,武藤理香,落合亮一,森 伸一,元木康裕:人工心肺下体肺動脈短絡手術(S-Pシャント術)と体外循環法.Clinical Engineering 24:856-865,2013
19. 小澤 司,吉原克則:先天性心疾患の外科術式-人名のついた手術法-.先天性心疾患(中澤 誠 編著)p45-58,452p,メジカルビュー社,東京,2014
20. 小澤 司,片山雄三,渡邉善則:人工心肺下体肺動脈短絡手術(S-Pシャント術)の実際.心臓手術の実際 Part3(許 俊鋭 監修)p303-306,324p,Gakken,東京,2014
21. 小澤 司(編著):小児心臓血管外科手術シミュレーション 283p. メジカルビュー社,東京,2016
22. Ozawa T,Katayama Y,Shiono N,Watanabe Y: Open-square technique using a novel pre-cuffed, spiral-ringed conduit for the Norwood procedure.Interact Cardiovasc Thorac Surg 25:125-127, 2017
23. 小澤 司:新生児期に行われる心臓血管外科手術の術式.新生児学テキスト(日本新生児成育医学会 編)p296-306,864p,メディカ出版,大阪,2018
24. 小澤 司,片山雄三:新生児期に“姑息術”が必要となる疾患とその術式.ステップアップ新生児循環管理 改訂第2版(与田仁志 編著)p240-250,408p,メディカ出版,大阪,2021
25. 小澤 司,片山雄三:新生児期に“根治術”が必要となる疾患とその術式.ステップアップ新生児循環管理 改訂第2版(与田仁志 編著)p251-263,408p,メディカ出版,大阪,2021